カフェオレ / カフェラテ / カプチーノ

カフェオレやらカフェラテやらカプチーノやらと名前はよく聞くがいったい何が違うのか?
正直知らなくてもいいと思う方もいるかもしれませんが、ちょっとしたポイントを押さえておくだけでカフェでのオーダーのときなどに困らないようになりますし、恥をかかずに済みます。
簡単にですが…その違いを見てみましょう。

まずはエスプレッソとは?から

カフェラテ、カフェオレの違いを語るうえでまずはエスプレッソというものを理解する必要があります。
エスプレッソとは焙煎されたコーヒー豆を極細に挽き、専用の機械を使用して9気圧の圧力をかけ、約90℃の湯温で短時間で抽出する濃縮されたコーヒーのことを指します。通常、コーヒーの粉7gに対して約30ccを30秒かけて抽出します。

もともとイタリアでは定番のコーヒーの抽出方法であり、ストレートで飲むと苦味が強い濃厚なコーヒーです。

スチームミルクとフォームミルク

カフェラテに入れるミルクは通常エスプレッソマシンに付属しているスチームノズルで温めます。その際に微細な空気を含んだ泡(フォーム)のモコモコした部分をフォームミルクと呼び、泡をあまり含まないサラサラした部分をスチームミルクと呼びます。

基本スチームノズルを使用してミルクを温めた場合、必ずフォームミルクとスチームミルクの混合になるのですがノズルの使い方などによりそれぞれの比率をコントロールします。

スチームミルク スチームで温めたサラサラのミルク
フォームミルク スチームで温めた微細な泡を含んだモコモコのミルク

カフェオレとカフェラテの違い

まずはカフェオレはフランス語であり、カフェラテはイタリア語です。どちらもコーヒーとミルク(牛乳)という意味になります。

厳格に定められているものではないですが日本で一般的にカフェオレとはドリップコーヒーとホットミルク(牛乳)をおよそ1:1で混ぜ合わせたものであり、カフェラテとはエスプレッソとスチームミルク(フォームミルク)をおよそ1:5で混ぜ合わせたものを言います。
通常カフェオレのホットミルクは鍋などで温めたものを使用します。カフェオレの時のコーヒーはミルクに負けないように通常深煎りのコーヒーを使用します。

カフェオレ ドリップコーヒー1:ホットミルク
カフェラテ エスプレッソ1:スチームミルク

※上記の割合はあくまで一般的な割合なので店舗やレシピによって異なります。

カフェラテとカプチーノとフラットホワイト

カフェラテの他にもカプチーノフラットホワイトなど耳にしたことがあると思いますが、これらはお店によってレシピは異なりますが基本的には「エスプレッソ:スチームミルク:フォームミルク」の割合で分けられます。

カプチーノ

カプチーノはカフェラテに比べてフォームミルクの比率を高く作ります。一般的にはスチームミルクとフォームミルクを1:1程度で作りますが、フォームミルクのみで作ったものをドライカプチーノと呼びます。カフェなどで提供される場合はココアパウダーをトッピングするケースも多いです。

フラットホワイト

フラットホワイトはニュージーランドやオーストラリアでは定番のラテです。一般的にはあまりフォームミルクを使わずスチームミルクとエスプレッソを合わせたラテとなります。

フォームミルク(泡)の量 カプチーノ>カフェラテ>フラットホワイト

上記以外にもフォームミルクの上からエスプレッソを注いで泡に染みを付けるマキアートやチョコレートソースを加えて作るカフェモカなど製法によって様々なラテが有ります。

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